
- 週刊相場見通し -日々是相場ウィークリー-
- 2019/04/08 08:30更新
≪先週の相場概況≫
先週の日本市場は堅調な展開となりました。毎日毎日上値も重かったのですが、新しい年号も決まり、ご祝儀的な買いで上値を試す動きになり、米国株などが堅調となったこともあって上値を試す動きになりました。先行きに対する楽観的な見方が増えたというよりは目先の需給が好転したということで買われたものとも思います。
≪今週の相場見通し≫
今週の日本市場は週初から堅調な展開となり、節目とみられる22,000円を目指すことになりそうです。指数に影響の大きな銘柄の空売りが積み上がり、買戻しを急ぐ動きになれば、一昨年10月のような上昇になるのでしょうが、買戻し一巡感が出てくると昨年10月のような急落ということもありそうです。いずれにしても経済指標などの材料に反応するというよりは目先の需給に反応する相場ということなのだと思います。
今週は月曜日に経常収支や企業倒産件数、消費動向調査、景気ウォッチャー調査が発表され、火曜日にはESPフォーキャスト調査が発表されます。水曜日は企業物価指数や機械受注、工作機械受注が発表になり、木曜日はマネーストックやオフィスビル市況が発表されます。
≪注目トピック≫
米国市場では引き続き米中貿易協議の行方などに関心があるのですが、1~3月期決算の発表が始まります。貿易摩擦の影響や利上げの影響が企業の業績にどこまで影響しているのかが注目されます。英国のEU離脱など懸念材料も多いのですが、結局は「金利次第」ということになりそうですが、ダウ平均など株価指数は上値も重く、冴えない展開となって、日本の株式市場にも影響がありそうです。
≪注目株≫ -目先の需給に振らされる展開に-
堅調な相場展開が続いていますが、米国の金利動向などに敏感に反応することになりそうです。ただ、先週の相場も特に売り急ぐような雰囲気もなく、指数に影響の大きな銘柄に空売りが積み上がっていることもあり、買い戻しで指数が押し上げられているという感じです。日経平均は昨年10月のように買戻し一巡から一気に調整となるのか、一昨年10月のようにさらに空売りが積み上がり、意外高となってくるのか、目先の需給次第ということになりそうです。
引き続き三菱UFJ(8306)やゆうちょ銀行(7182)、みずほ(8411)など高配当の銀行株、HIS(9603)や日本ビューホテル(6097)など4月決算銘柄に注目。
≪テクニカル分析≫
・NYダウ
上に放れて始まり上値を試す動きになりました。週末の十字足を受けて週初から軟調となるといったん調整となりそうです。移動平均線や基準線との乖離も大きく、少なくとも上値は重くなりそうです。
予想レンジ 26,000ドル~26,800ドル
・ナスダック指数
上値を試す動きになりました。移動平均線や基準線との乖離も大きく、RSIやストキャスティックスも高値圏にあり、いったん上値の重さが確認されると一気に調整となるのでしょう。
予想レンジ 7,650pt~8,000pt
・日経平均
RSIには上値余地もあるのですが、ストキャスティックスは高値圏になってきました。移動平均からの乖離もさほど大きくないのですが、上値の節目で上値が重くなっています。ここを抜けてくるかどうかということですが、上値の重さが嫌気されると一気に調整となるのでしょう。
予想レンジ 21,200円~22,000円
・日経ジャスダック平均
相変らず方向感に乏しい展開が続いています。75日移動平均線の下落も続き、引き続き25日移動平均線や基準線に絡みながら雲にサポートされながらの動きが続くと思います。
予想レンジ 3,410円~3,450円
・ドル円
遅行線が日々線にサポートされるように堅調な展開となりました。上値を試す動きですが、上値の重さが気になるところでもあり、いったん調整となるのではないかと思います。
予想レンジ 110.8円~112.2円
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